川崎J1初優勝 合宿地七飯でも喜び爆発

update 2017/12/5 08:04


 【七飯】サッカーの明治安田生命J1リーグで2日、川崎フロンターレが悲願の初優勝を果たしたことを受け、夏季合宿などで交流のある七飯町のサッカー関係者らから祝福の声が上がっている。町内少年サッカー大会のサポートやホームゲーム会場での物産展開催など、さまざまな面での強い協力がチーム優勝という最高の結果に結びついた。

 フロンターレは2005年に、東大沼多目的グラウンド「トルナーレ」(町東大沼)での合宿を開始。近年はJリーグの大会方式の変更により大沼での合宿が遠のいていたが、今年は14年以来、3年ぶりに来町した。町教委によると来年以降の来町も前向きに考えているといい、毎回選手たちの宿泊を受け入れる函館大沼プリンスホテルは「優勝は喜ばしい限りで、合宿に来る度に素晴らしい環境だと言っていた。継続して協力できることは何でもし、町と一緒になっておもてなしをさせていただきたい」とする。

 かつては合宿の合間を縫ってプロ選手が子どもたちにサッカー教室を開いていたほか、08〜13年はフロンターレアカデミーのU−10を招待した「小学生親善サッカー大会」も実施。町サッカー協会によると、U−10のプレーは地元の子どもたちに大きな刺激を与え、当時少年団として参加していた子どもたちは七飯中学校に進学、中体連の全国出場を経験した生徒もいたという。

 同協会の田中亘理事長は「フロンターレは地元に密着したチームだと聞いており、七飯のこともよく考えてくれる。今後も合宿で七飯を訪れ教室などを開いてもらいたい」、町教委の松本亨教育次長も「子どもと触れ合う時間を作っていただき、地元からJ1で活躍する選手が生まれてほしい」と願う。

 現在も町内外の小学生対象の「トルナーレチャレンジカップ」で抽選会の特別グッズ提供やコーチ派遣による指導者クリニックの協力、年1回川崎市のホームゲームに町職員らが出向き、特産品販売などが行われている。さらに今年の町制施行60年記念式典の開催に当たり、フロンターレの中村憲剛選手がお祝いのメッセージを寄せた。

 町は優勝当日に祝電を送っており、中宮安一町長は「さまざまな協力を大変ありがたく思っており、今後もできることをしっかりしていきたい。ぜひこの勢いに乗ってフロンターレの黄金時代を築いてほしい」とエールを送っている。

提供 - 函館新聞社

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