交通機関乱れ新駅大混雑、観光地は閑散 台風通過

update 2017/9/19 07:37


 3連休最終日の18日に台風18号が道南を直撃し、函館発着の交通機関が大幅に乱れたことで多数の旅行客の足に影響が出た。にぎわうはずの市内の観光地は閑散としたほか、各所で予定されてイベントは中止や延期が相次いだ。

 この日の午前中、新函館北斗駅は北海道新幹線の運行再開を待つ利用客に加え、欠航となった飛行機やフェリーから切り替えて本州に向かおうとする大勢の旅行客が詰め掛け、大混雑した。みどりの窓口の前は切符を購入、変更する客で一時100人以上が列を作った。

 家族と旅行で函館を訪れ、フェリーで帰る予定だった青森市の自営業高坂仁さん(65)は「欠航だと知って新幹線で戻ることにした。料金は高くなるし、青森駅から車を停めてあるフェリー乗り場に行かなければならず、踏んだり蹴ったり」と不満顔。

 札幌行きの特急も終日運休となり、道央に向かう利用客も足止めを食らった。夫と新千歳空港から神戸に戻るはずだった神戸市の主婦戸田朗子さん(60)は、急きょ新幹線を乗り継ぐ行程に変更。「何時間かかるかと考えただけでもぐったりします」とため息をついた。

 一方、普段はにぎわいを見せる函館朝市は悪天候の影響で人通りが少なく、恵比須屋食堂の井上敏廣店長は「早朝はかなり売り上げが少なかった」と話した。

 敬老の日に合わせ、高齢者を対象としたイベントを予定していた町会も多かったが、参加者の安全を考慮して石川町会や桔梗西部町会などが中止を決めた。函館アリーナで行われる予定だった函館マーチングフェスティバル(函館地区吹奏楽連盟主催)も開催が取り止めとなった。

 オーシャンスタジアムで予定されていた秋の高校野球函館支部予選の代表決定戦は、前日に順延を決定。19日午前10時からAブロック、午後0時半からBブロックの試合が行われる。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです