「きみの鳥はうたえる」クランクアップ

update 2017/6/25 05:42


 函館市民映画館シネマアイリス(菅原和博代表)が手掛ける映画「きみの鳥はうたえる」の撮影が24日、函館市内で3週間の日程を終え、クランクアップを迎えた。映画は12月の完成を目指し、海外の映画祭出品も視野に進め、一般公開を2018年初秋以降としている。

 ラストシーンの撮影には主役の「僕」を演じる柄本佑さん(30)と佐知子役の石橋静河さん(22)が臨んだ。「OK」の声がかかると、二人ともほっとした表情を見せた。三宅唱監督から花束を受け取ると、石橋さんは「3週間本当にお世話になりました。最高の時間でした。うまく伝えられないけど、皆さんが大好きです」と話した。柄本さんは「撮影が終わったばかりで寂しい。映画のお話をいただいてから2年ぐらい経っていて、そこから『僕』の旅が始まりました。公開まで時間があるという意味では、まだ『僕』の旅は終わっていないと思います」とあいさつした。三宅監督は「多くの函館の方の協力に感謝している。チームでの撮影は終わるが、映画づくりはこれからも続く。また新しく始まったなという気持ちで走り続けたい」と函館ロケを締めくくった。

 菅原館長は「若々しいチームと監督のパワーで撮影を終えられた。これからの編集作業など仕上げを楽しみにしている」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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