「大船南部神楽」若き後継者舞う

update 2017/6/17 07:50


 函館市大船地区の伝統芸能「大船南部神楽保存会」は16日、大舟漁港で神楽を披露した。4座のうち、今年から神楽を習い始めた小中学生4人が「番楽太郎」を熱演。若い担い手たちに地域住民から盛んな拍手が送られた。

 高谷昇会長(69)によると、大船南部神楽は大正初めごろまでに青森・南部地域から来ていた漁業者が大船地域に伝えて定着したもの。伝統が途絶えた時期があったが30年ほど前に復活した。

 地域の大人たちの神楽を間近で見てきた大船小学校6年の高谷悠月君(11)、山田来朋君(12)、丸谷真那斗君(11)と臼尻中学校2年の高谷維吹君(13)の4人は春から本格的に神楽に取り組み始めた。高谷会長は「大人たちが時間をかけて覚えた踊りを子どもたちは1カ月で覚えた」と、頼もしい後継者の誕生を喜ぶ。

 今月10日には「ひろめ舟まつり」で披露したが、悪天候で観客が少なかったため、今回改めて、地域住民が集まりやすい大船稲荷神社の例大祭に合わせて披露する場を設けた。

 4人は和楽器の演奏に合わせて扇を片手に5分以上踊り続け、会場からのアンコールにも応えた。4人は「最初から最後まで全部大変だけれども楽しい。ほかの演目にも挑戦したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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