地域に広げたい 函教大生ら「石鍛会」活動50回目

update 2017/6/14 13:41


 道教育大函館校の学生らがディスカッションで知識を深め合う「石鍛(いしきた)会」(依田竣介代表)が10日、50回目の活動を迎えた。学ぶ楽しさを味わい、社会人に不可欠なプレゼンテーション能力を高める場として、学生たちは「地域に広げていきたい」と発展を誓っている。

 専門分野を超えた知識を身に付ける場を作ろうと、同校の依田さん(3年)、副代表の澤田祐輝さん(同)が2015年2月に設立し、現在は同校と公立はこだて未来大の学生22人が所属。大学のサークルではなく「地域団体」として活動している。週1回、市内のカフェに集まり、月1回は行政や民間企業などから社会人を招いている。

 議論のテーマは発表者が自由に決め、50回目の澤田さんは「梟(ふくろう)とは何か〜文化の中のフクロウ」に設定。フクロウは古代ギリシアで女神アテネの従者として知性、学芸の象徴として「益鳥」とされたが、時代の変化に伴い「凶鳥」とされたことなどを紹介。「ある対象のイメージに対する象徴的な意味付けの具体例を話し合いたい」と議題を提示。メンバーは「文化が変容すれば象徴も変容する」「『Aの象徴がB』なら『平和の象徴がハト』など、Aは抽象、Bは具象」などと意見を挙げた。

 会の名前は「意識高い」から来ているが、全員が意見を言いやすい和やかな雰囲気が特徴。依田さんは「50回は通過点。これからもいろいろな職業の方と話したいし、他大学の学生にも参加してほしい」と話す。参加希望は依田さん(aldebaran0517@yahoo.co.jp)へ。

提供 - 函館新聞社

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