西部地区バル街にぎわう 大火被害の糸魚川関係者も参加

update 2017/4/22 08:16


 函館市内の西部地区を会場に、スペインの伝統的な立ち飲み文化「バル」を楽しむ「第27回函館西部地区バル街」(実行委主催)が21日、同地区で開かれた。まだ肌寒さの残る中、大勢の市民や観光客らがお気に入りの飲食店を巡りながらほろ酔い気分を楽しんだ。

 2004年にスタートし、毎年春と夏の2回開催している人気イベント。今回は道南地域に加え青森からの参加もあり、合わせて63店が出店。各店が特別に用意したピンチョス(つまみ)と酒を、参加者が自由に選択するシステムで行われた。

 市地域交流まちづくりセンターでのオープニングイベントには、昨年12月に大火の被害に見舞われた新潟県糸魚川市から「いといがわバル街」の安田貴志実行委員長が特別参加。今回のバル街で、いといがわバル街への支援募金を呼び掛けていることから来函したもので、安田さんは「皆さんの温かい支援のおかげで、町は復興に向かって進んでいる」とあいさつ。函館西部地区バル街実行委の深谷宏治代表は「次回はいといがわバル街に函館から出店するなど、さらなる交流を深めていきたい」と話し、安田さんが持参した糸魚川の地酒で乾杯した。

 このあとアクロス十字街では、生ハムや日本酒などの振る舞いサービスが行われ、長蛇の列ができる盛況ぶり。札幌から訪れた北海道科学大4年の甲斐匠さん(21)は「卒業論文のテーマでスペインを取り上げているので、バル街に興味があった。イベントに対する地元の人たちのエネルギーが強烈で驚いた」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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