ハイカラ號、情緒振りまき快走

update 2017/4/16 08:04


 明治期に製造され、大正、昭和初期に活躍した函館市電の車両を再現した「箱館ハイカラ號」の今季の運行が15日に始まった。電車はレトロな雰囲気の制服を着た専属の運転士が乗り込み、現代の街並みの中で、情緒を振りまくように走り回っている。

 「ハイカラ號」は1910年に千葉県成田市で運行されていたが、18年に函館へと移り、以後36年まで客車として運行していた。92年に、函館市制70周年の記念事業として当時の車両を復元し、93年から「箱館ハイカラ號」として4〜10月の観光シーズンに期間限定で1日に4運行している。

 観光客の集まるJR函館駅前では、茜色の車体がお目見えすると、多くの人がスマートフォンやカメラを向けて車両を写真に収めていた。岩見沢市から観光で訪れていた宮本尚志さん(61)は市街を走るハイカラ號をカメラで撮影し「北海道で明治・大正時代のロマンを感じられる函館らしい車両だと思う」と話していた。

 今季の運行は10月31日まで。5月3日、10月31日を除く毎週火、水曜日は車両点検のため運休する。料金は一般の車両と同額。 http://haikarago.jp でハイカラ號の位置情報を確認できる。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです