函大サークル、規格外ジャガイモ使ったグラタンコロッケなど開発

update 2017/3/5 08:22


 函館大のサークル「ビジネス企画研究室」はこのほど、函館産で規格外のジャガイモを使った商品を開発した。宅配向け冷凍食品メーカー「ニッコー」(神奈川県)の社長で同大OBの山崎雅文さん(42)が監修し、グラタンコロッケとスイートポテトを考案。今後、価格や販売ルートなどの詳細を詰め、商品化を目指す。

 同サークルは2015年6月から道産ジャガイモを使ったB級グルメの開発に乗り出し、16年3月からは山崎さんを交え「スイートポテト冷食化プロジェクト」が始動。意見交換の中でグラタンコロッケを冷食として販売する案も持ち上がり、2種類の改良を重ねてきた。

 ジャガイモは陣川町の「元輝(げんき)ふぁーむ」が生産した甘みの強い品種「トウヤ」で、従来処分されるという規格外のサイズや亀裂があるものを安値で提供してもらっている。

 2月27日には同大で商品発表会が開かれ、行政関係者や食品卸、メーカーなどから約40人が出席。プロジェクトリーダーの長内宏人さん(3年)が「ジャガイモのそのままの味を楽しんでもらうコンセプトで開発した」とプレゼンし、試食とアンケート調査を行った。

 商品化の具体的な時期は未定だが、価格はグラタンコロッケ(5個)が400円以内、スイートポテト(6個)は300円以内を想定。同社通販の会員向けに販売するのが有力だという。

 山崎社長は「開発が終わったこれからが大変。どんな人に向けて売るのか、どんな売り方をするのか、PR方法などを絞らないと」と気を引き締め、長内さんは「3年弱かかって開発でき、商品化が見えてきた。卒業までに市民に食べてもらえるようにしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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