森町の3駅お別れ 役目終え3日で廃止

update 2017/3/2 08:09


 【森】森町内にあるJR北海道函館線の3駅が、春のダイヤ改正に伴い3日付で廃止される。秀峰・駒ケ岳を望む風景に溶け込み、戦前、戦時中から地元住民の足として親しまれた。静かにその役目を終える3駅を、写真で紹介する(撮影はいずれも2月28日)。

 東山駅(駒ケ岳)は1943年(昭和18)年2月に東山信号場として開設。廃止3駅のうち、唯一の単線として機能している。駅舎は存在しないため、枕木を使った木製のホームのみ。ホーム横には防風林があったが、昨年8月の台風10号で倒木の被害を受けた。

 姫川駅(姫川)は1913(大正2)年に姫川信号場として開業。JR北海道発足と同時に駅に昇格し、91年に現駅舎に改築された。明治期、尾白内川に「姫橋」「姫川教授場」があったことから姫川という地名になり、そこから駅名を取ったという。

 桂川駅(鷲ノ木)は、1944(昭和19)年に信号場として開設。87年に駅となった。旧幕府軍の上陸地に近く、ホームからは海と駒ケ岳が見られる。

 JRによると、3駅はいずれも1日の平均乗降人数が1人以下。2014年の江差線廃止以来、道南の駅がまた一つ、ともしびを消す。

提供 - 函館新聞社

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