冬の函館の魅力、学生目線で発信 函教大生ら観光ポスター制作

update 2017/2/18 08:20


 道教育大函館校の2〜3年生らがこのほど、函館の冬の観光PRポスター11枚を手掛けた。学生や市民目線で捉えた地元の良さを伝えており、道南いさりび鉄道の人気列車「ながまれ号」の車内や函館市内で掲示を展開する。

 ポスターは、昨年11月から12月まで計3回、同校図書館で開かれた文章講座「本とことばのワークショップ」で製作。函館のフリーペーパー「サカラ」編集室長の藤島斉さん(47)が講師を務め、学生を中心に延べ30人が参加した中、観光ポスター製作を通して企画や編集、取材力などを身につけようと、藤島さんと同校学術情報グループの赤坂恵理子総括係長(48)が企画した。

 採用された写真は著名な観光スポットではなく、地元で暮らす生活者の目線で捉えた漁港や路地裏などを扱っている。同大3年で図書館ボランティアとして活動する田村実咲さん(21)は「旅人たちの函館」と題した3章立てのポスター3枚を製作した。「伝えたい部分だけを残して削っていくことの大切さを学んだ。函館の学生として地元の魅力を紹介したい」と胸を弾ませる。

 14日から、道南いさりび鉄道「ながまれ号」2両に中吊りポスターを掲げて乗客にPRしているほか、同校図書館、五稜郭タワーでも展示。同大2年で学内誌「HUEランドスケープ」の学生記者を務める田邊絵夢(●えむ)さん(20)は「学生が見た函館の良さが伝えられたら」と話した。

 同社企画営業課の春井満広さん(46)は「車両内で市民からの提案で展示を行うのは初めて。今後も地域の活動を積極的に応援していきたい」とし、ながまれ号には「長くとも3月20日ごろまで掲示したい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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