アートと文字の魅力融合 道立函館美術館でLED化後初の特別展

update 2017/2/6 18:15


 道立函館美術館(五稜郭町)の特別展、開館30周年記念ハコビ・グランド・コレクション「『文字と記号セレクション』アートが文字に、恋をした」が4日、始まった。館内照明のLED(発光ダイオード)化改修後初の展覧会で、井内佳津恵学芸課長の案内によるギャラリーツアーが行われ、絵画や陶芸、オブジェなどさまざまな形で文字が使われた作品について解説した。

 韓国出身の画家金昌烈氏の作品「解体」は、無数の水滴が描かれたキャンパスに、「止め」「跳ね」といった文字の一部分が配置された絵画で、井内さんは「東洋の文化的な伝統と西洋が出合った作品」と話した。

 また、江戸時代ポップアートとして、歌川国貞による役者絵「見立三十六歌仙」を展示。浮世絵は変色しやすいがLED化で照度調整が容易になったことに触れ、「照明は明るくすることよりも、美しく暗くすることを実現するのが難しい」と話した。

 特別展は3月26日まで。今月12日まではリニューアル記念として、一般430円、高校・大学生260円で観覧できる。今月は7日午後2時から省エネセミナー、11日午後2時から美術映画会、12日午後2時から、チェリストの土田英順さんを招いたギャラリーコンサート、25日午後1時半から小学生親子対象の「ハコビ・マジカル・ワークショップ」を予定。問い合わせは同館(0138・56・6311)へ。

提供 - 函館新聞社

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