2月2日から最後のアート展 函教大情報デザイン分野の学生

update 2017/1/29 08:30


 道教育大函館校の情報科学専攻情報デザイン分野の学生による「デザイン・アート展」が2月2〜4日、同校6号館多目的ホールで開かれる。4年生は情報科学専攻の最後の学生となり、今回でアート展にもピリオドを打つ。テーマは画竜点睛という意味の「The Finishing Stroke」。有終の美を飾ろうと、学生たちは多くの来場を呼び掛けている。

 情報科学専攻は2006年の課程改組で誕生。情報デザイン分野は長年続いてきた美術教育専修の流れを継ぎ、授業で絵画制作などを行っている。今回は情報デザイン分野となって10回目の展示会で、橋本忠和教授(美術教育)の研究室に所属する4年生4人が研究テーマに合わせた卒業制作を展示する。

 小柳真子さん(23)は20代女性をターゲットにしたワインラベルをデザイン。函館の夜景をブドウやグラスワインに組み合わせ、高貴で目を引く3つのラベルを作り「他の学生にアンケートを取って改良し、手に取ってみたくなるようなデザインを心掛けた」と話す。

 三嶋奈々さん(22)は「自己感情を投影する」を研究テーマに、F100号(縦162センチ×横130センチ)の油彩3作品を展示。自分を監視する自分と、監視から逃れたい自分を描くなど、全て黒を基調にした。「研究室に朝まで残る日もあった」といい、自らと向き合ってきた集大成を見せる。

 ゼミ長の齊藤楓さん(23)は、西部地区に12カ所ある野外彫刻を見ながらまち歩きを楽しめるマップを作成。「女子ラグビーのジャージ制作」と題した研究もある。また、地域教育専攻の3年生5人による作品展も同時開催し、油彩や研究ポスターを掲示する。

 齊藤さんは「先輩たちが続けてきてくれた展示会を、いい形で終われるよう努力してきた。気軽に足を運んでほしい」とPRする。

 入場無料。午前9時〜午後6時(最終日は午後5時まで)。

提供 - 函館新聞社

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