「金」の笑顔 上磯中凱旋

update 2016/10/25 09:31


 【北斗】名古屋市で22日に開かれた第64回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟など主催)の中学校の部で、2年連続3度目の金賞を受賞した北斗上磯中吹奏楽部が23日夜、凱旋した。実力校として注目されるプレッシャーをはねのけての栄冠に、出迎えた保護者らが盛大に祝福した。

 本年度は佐藤詩唯奈部長(3年)、川守雄斗(3年)石川義智(2年)両副部長、高谷綺良・学生指揮者(3年)の3役体制で始動。5月には国内最大級の研修会「日本吹奏楽指導者クリニック」でモデルバンドを務め、トップレベルの演奏家や指導者と交流するなど貴重な経験を積んだ。

 部員101人のほとんどは小学校(上磯、久根別、谷川)の吹奏楽部に所属し、東日本学校吹奏楽大会の出場経験者も多数いる。地力のある部員たちに、顧問の中條淳也教諭は「吹奏楽を通してたくさんのことを学んでほしい」と、部内の融和や音楽に向き合う姿勢を大切に指導した。

 今回の自由曲は、昨年に続きC・T・スミスの曲で、中学生には難曲と言われる「華麗なる舞曲」。細かな音の連続でさまざまな技巧が盛り込まれている名曲を本番でのびのびと演奏し、中條教諭は「集中力あふれる演奏でオーラがあった」とたたえた。

 一行は名古屋から新幹線を乗り継ぎ、午後7時50分ごろ新函館北斗駅に到着。佐藤部長は「皆さんの応援のおかげで受賞できた」とあいさつ。保護者会の佐藤徹会長は「皆でつかんだ勝利。誇りにしてほしい」と激励した。

 2013年の金賞初受賞時の部長で、佐藤部長の兄、凱斗さん(函館中部高3年)や前部長の佐藤嶺さん(同高1年)も出迎え、重圧を乗り越え快挙を達成した後輩たちを祝福した。

 佐藤部長は「悔いなく練習以上の演奏ができた。先輩たちに続き受賞できてほっとしています」と話した。

提供 - 函館新聞社

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