新駅前にカフェ兼ショールーム 澤田建設、来年3月開店

update 2016/9/23 09:39


 【北斗】澤田建設(北斗市追分3、澤田龍社長)は、市市渡1の北海道新幹線新函館北斗駅前商業地(第7街区)にカフェとショールームが一体となった店舗を建設する。企業誘致の苦戦が続く中、開業後、駅前進出を表明したのは同社が初めて。駅前のメイン通りに面しており、カフェの客席数はあえて少なくし、ゆったりとした店内とする。11月に工事着工、来年3月上旬のオープンを目指す。

 同社によると、7月に2004平方メートルの土地を取得。建物は鉄骨2階建て延べ426平方メートルで、1階にカフェ、2階にショールームを整備する。投資額は約1億円。

 カフェ「ギャブカフェ」(仮称)は、25〜30席のゆったりとしたスペースでドリンクやデザートメニューが楽しめる。店内は内装を変えることで「和モダン」「アンティーク」など、テイスト(趣)の異なる3、4つのスペースを設ける。「店内で営業は行わず、ショールームの見学に訪れたお客さまが立ち寄れる場所としたい」と同社。

 ショールームは床材や壁、ドア、タイルなど輸入建材を展示。キッチンなど設備を置くことも考えている。ショールーム内のスペースを使い、パン教室を開くなど地域貢献も視野に入れる。

 同社は6月、新規事業として戸建て住宅の建設・販売を行う「住宅事業部」を立ち上げた。しかし、住宅分野のノウハウがないため、道内2社目となる「ジャパン・コンストラクション・システム」(福岡県直方市)とフランチャイズ契約を結び「ギャブハウス」ブランドを展開。住宅事業部の目玉として新駅前の活性化に貢献したいと、今回の事業を計画した。同社は新函館北斗駅前ホテル(仮称)の建設も手掛けており、山科憲之統括ディレクターは「ホテルと同時期にオープンさせ、周辺の人の流れを増やしたい」と話している。

 市によると、駅前商業地5・3ヘクタールのうち、レンタカー事業を中心に既に営業開始、施設整備中、協議中のものも含め2・8ヘクタール(同社分を含む)の土地利用が見込まれる。47%に当たる2・5ヘクタールが残っており、今回の進出が企業誘致の呼び水となるか注目される。市経済部は「新幹線の利用が好調で駅周辺は混雑しており、飲食や休憩できる場所が増えるのは喜ばしい」と歓迎している。

提供 - 函館新聞社


その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです