北斗市本年度、運動公園の拡充に着手

update 2016/7/27 09:52


 【北斗】市は本年度、運動公園(押上1)の拡充に乗り出す。西側の市道を挟んだ隣接地(添山)にサッカー・ラグビー兼用グラウンド2面とクラブハウス1棟を新設する計画で「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2015〜19年度)に盛り込んだ目玉事業。北海道新幹線開業により移動時間が短縮される東北、北関東エリアからのスポーツ合宿需要を取り込む。

 約4万1000平方メートルの敷地にサッカー・ラグビー専用グラウンドを造成。本年度は用地取得、実施設計、移転補償を行う。17年度に工事着工、18年度にクラブハウスの建設(規模、場所は未定)、19年度に芝生を敷設する予定。本年度は3億5517万円を充て、4カ年の総事業費は14億9000万円を見込んでいる。主に合併特例債(借金)を財源とする。

 市は人工芝と天然芝のどちらを採用するかを検討しており、年内にも決める。ただ、人工芝は維持が楽な半面、コストが高い。天然芝は選手がけがをしづらいが、手入れが大変といった長短が双方にあり、1面ずつ分ける選択肢も視野に慎重に検討を進める。

 現在の運動公園は、陸上トラック内側のグラウンド(天然芝、1面)でサッカーやラグビー競技も可能だが、陸上でトラックを使っていると、グラウンドが使えないなど用途が限定されていた。

 市は、10年に陸上競技場を全天候型にリニューアルしたのを機に、優遇措置・補助制度によるスポーツ合宿の誘致に力を入れる。15年度のスポーツ合宿受け入れ実績は前年比5団体増の59団体、人数は109人増の1351人、延べ宿泊者数は953人増の4649人となった。新たな施設で合宿誘致のてこ入れを図るほか、大会開催も提案していく考えだ。

 市都市住宅課は「合宿誘致の推進はもちろん、市民のサッカーやラグビー需要にも対応できる」としている。

提供 - 函館新聞社

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