函大学生考案スイートポテト商品化へ

update 2016/5/16 13:36


 函館大学のサークル、ビジネス企画研究室(顧問・津金孝行准教授)は、神奈川県大和市にある冷凍食品製造販売会社ニッコー(山崎雅文社長)と共同で、道産ジャガイモを使ったスイートポテトを冷凍食品として販売するプロジェクトを進めている。13日は同社の山崎社長が試作品を試食。今後、学生のアイデアを取り入れながら商品の製造に着手する。

 同研究室は昨年4月に発足。食や観光などのさまざまなビジネスモデルを提案し、実現に向けた活動を展開している。
 ジャガイモのスイートポテトは、陣川町の農場で栽培し、規格外となったジャガイモを有効活用しようと、同研究室のグルメ班が昨年考案したメニューで、同町で開かれた納涼まつりで販売し、好評を得た。その後、メニューの商品化を目指し、今年3月、同大の卒業生でもある山崎社長に企画を提案していた。

 13日は、山崎社長を招き試作品の試食会を開き、学生がコンセプトを説明した。カボチャやニンジン、リンゴなどのソースを絡ませて食べる商品で、3パターンのパッケージを提案。山崎社長は「具体的に進めていきたい」と学生に協力する考えを示し、次回の打ち合わせまでに、商品名や包装の形態・デザイン、原料の調達方法などを決める課題を出した。
 山崎社長は「卒業生として何か貢献できればと思い協力した。具体的な提案が出てきたので、今後はどう売っていくか学生とともに考えたい」と話し、サークルの手塚美穂さん(4年)は「ぜひ商品化させたい。山崎社長の助言を基に、さらに詰めていきたい」と熱意をアピール。

 津金准教授は「学生はこの活動を通してビジネスの面白さ、難しさを体験してほしい」と期待を寄せた。

提供 - 函館新聞社

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