きょうからGW 観光、飲食関係者「開業ブーム到来に期待」

update 2016/4/29 10:25


 3月26日の北海道新幹線開業後、初めての大型連休が29日に始まる。函館市内の観光施設の関係者は、期間中の天候に気をもみながらも入込数の増加に期待を寄せている。飲食店では好機を逃すまいと人員を増やし、万全の態勢で観光客を迎える考えだ。

 五稜郭タワーの1〜27日の搭乗者数は、前年同期比24%増の5万5142人。24日のサクラの開花以降、急激に人数が伸びたという。営業部の横山傑アシスタントマネージャーは「特に個人客が好調。昨年の連休後半はサクラが散って利用客が落ち込んだが、今年は開業効果で堅調に推移するのでは」とみており、5月1〜8日の入込数は同55%増の6万5000人を見込む。

 昨年度、過去最多の182万人が利用した函館山ロープウェイ。4月1〜27日の入込数は、同13%増の12万6070人と好調を維持している。水口貴博営業企画室長は「新幹線効果で本州からの動きがいい。ただ、天候に大きく左右されるので、連休期間中は好天が続くことを願っている」とする。

 飲食関係者も開業ブームの到来に期待を膨らませる。函館朝市協同組合連合会の井上敏廣理事長は「これまでは開業効果を実感できなかったが、連休中は間違いなく客数が伸びる」と話し、経営する「恵比寿屋食堂」では期間中、アルバイト従業員を3人増員して需要増に備えるという。

 松風町の大門横丁や開業日にオープンした期間限定の「ブラックニッカ フリージングハイボールバー函館」を運営する大門・駅前地区のまちづくり会社「はこだてティーエムオー」の担当者は「多くの人が訪れる大型連休以降も、大門地区に足を運んでもらえるような情報の発信や魅力あるイベント開催などの取り組みが重要だ」と気を引き締めている。

提供 - 函館新聞社


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