「峩朗ガキ」の生産拡大 上磯郡漁協

update 2015/11/2 10:18


 【北斗】上磯郡漁協上磯支所は、市の新たなブランドとして期待される「峩朗(がろう)ガキ」の生産拡大に取り組んでいる。今年は本格生産を始めた昨年の倍以上となる9万3000個を養殖。北斗漁港上磯地区にイートイン方式を採用した物販施設が12月にオープン予定で、来年3月26日に開業する北海道新幹線の利用客に売り込む狙いだ。

 昨年は4万5000個の養殖に成功。今年は施設基数を増やし、知内地区から9万3000個の半成貝を搬入、7月下旬に養殖を開始した。生育は順調で、実入りも良好という。

 11月7日ごろ今季の水揚げが始まり、同14日に道内の居酒屋などに対して販売がスタート。同日には上磯支所で一般向け直売会も予定している。昨年は12月に販売を開始しており、今年は実入りが良いため1カ月販売時期が早まった。12月27日には注文を受けて販売する直売会を開催予定。

 同支所は「昨年より取引先も増え、札幌の居酒屋では『峩朗ガキ』の名前で販売されている。漁業者の生産意欲も高まっており、ホッキ貝と並ぶ2本柱に育てたい」と意気込む。

 北斗カキ部会(11人)の山崎誠部会長(41)は「1年目はいい品物ができ、販売したらみんな良い評価をもらったので、2年目の増産につながった。新幹線開業に向け、新たな特産品に育てたい」と話す。

 石灰岩を採掘する峩朗鉱山から川を経て海に流れ込む水は、ミネラルが豊富で栄養満点。このため峩朗ガキは実入りが良く、カキ本来の味が楽しめると好評を博している。

提供 - 函館新聞社

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