美しい音色 聖堂包む でんけんコンサート

update 2015/11/1 10:27


 函館市西部地区の伝統的建造物の魅力を音楽とともに伝える「2015でんけんコンサート」が10月31日、函館カトリック元町教会聖堂で開かれた。バイオリンとチェンバロの美しい音色が会場を包みこんだほか、公立はこだて未来大の学生が制作した映像作品も上映され、伝建への関心を深めた。

 市伝統的建造物群保存会(小林敏夫会長)が主催し、今回で12回目。同会は設立25年の節目を機に、若い世代への啓発を目的に初めて同大と協力した。

 例年を上回る約310人が来場。映像には伝建所有者が建物に抱く思いや、多くの観光客が訪れる西部地区の街並み保全のため、今後も継承しようという姿が映し出された。

 演奏会は函館出身のバイオリン奏者、烏野慶太さんと箱館バロック合奏団代表の森洋子さん(チェンバロ)が出演。フレスコバルディの「パッサカリアによる100のパルティータ」やタルティーニ作曲のバイオリンソナタト短調「悪魔のトリル」などが披露され、来場者は美しい音色に聴き入った。

 市内の保育士、秋田文奈さん(32)は「函館には建物や音楽など魅力がたくさんあると実感した。町の歩き方が変わりますね」と笑顔を見せた。

提供 - 函館新聞社

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