JR、新幹線運賃設定 「空」も対抗 価格競争へ

update 2015/10/15 10:08


 JR北海道が13日、来年3月26日に開業する北海道新幹線について、新函館北斗―東京間の通常料金(運賃と指定席料金)を2万2690円と設定したことに対し、航空各社は「妥当な金額」との考え方を示した。一方、同社が同区間の割引運賃を検討していることから、今後は新幹線と飛行機の価格競争にも注目が集まりそうだ。

 函館―羽田線は、航空会社3社で1日計8往復運航。片道運賃は、早期割引の最安値で1万円前後、利用前1カ月以内の購入では1万円台後半から2万円台後半となっている。

 日本航空函館支店の磯村康志支店長は、新函館北斗―東京間の料金について「想定内の金額」とした上で、「割引料金が発表された際には、内容を吟味して適切な対応をとる」とし、既存運賃の改訂を示唆した。

 全日空函館支店の坂元 洋一郎支店長は、北陸新幹線金沢―長野間の開業時に、東京と北陸間の陸路、空路で激しい料金競争が起きたことを挙げながら「前例を考えると、新幹線のダイヤと割引率の妥当性を総合的に判断した上で、料金の見直しすることになるだろう」とした。

 JR北海道は同日、新函館北斗―新青森間の料金について、通常運賃の4割引きとなる片道4350円を割引設定例として提示。新函館北斗―東京間の割引切符は「JR東日本と協議し、12月のダイヤ発表以降に概要を発表したい」としている。

提供 - 函館新聞社


その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです