五稜郭の地下歩道改修、11月に着手

update 2015/10/2 10:11


 函館市本町の五稜郭交差点地下横断歩道の改修について、函館建設管理部は完成後のパースイメージを公表した。本年度は東西を結ぶメーン通路42メートルの工事を予定し、11月下旬に着手、北海道新幹線開業に合わせて来年3月に完成予定。通路内には西側、東側、北側の壁面に五稜郭の歴史をたどるメーンパネル(3・6メートル×1・2メートル)3枚を設置する。

 今年4月から設計を行っており、2017年3月の複合ビル「プレミストタワー函館五稜郭」完成に合わせて各入り口との接続や南北通路の改修も進め、完成する。事業費は1億4000万円。工事期間中も通行できるようにする。

 展示では、メーンパネルとして西側壁面に五稜郭の変遷と暮らし(大正〜昭和初期)、東側壁面に同(昭和30年代〜60年代)、北側壁面に五稜郭の発展を支えた函館市電をテーマに据えた。30センチの奥行き内に展示台を設け、市企業局や公立はこだて未来大と協議してゆかりの品を展示する。

 ベンチは西側壁面に2カ所、南側壁面に4カ所、東側壁面に2カ所の計8カ所を設ける。

 北側壁面にはショーケース3カ所があり、市の観光ポスターや同歩道開通時のタイル壁、市内で使われた茂辺地のレンガを展示する。

 北側と南側壁面には「函館歴史回廊」として、1926(大正15)年〜2011年の五稜郭の歴史が分かる写真パネル16枚を飾る予定。また、メーン通路4カ所の角に五稜郭タワーから撮影した五稜郭公園の春、秋、冬、冬の夜の写真をディスプレーする。

 同歩道は完成後42年がたち、老朽化が著しい。新幹線開業を見据え、五稜郭を訪れる観光客への情報発信の場として生まれ変わる。函館建設管理部道路課は「複合ビル完成に合わせて接続できるよう工事を進めたい。五稜郭の歴史を記録・保存する場所とし、後世に魅力を伝えたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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