生と死を考える会全国大会で、西高生が合唱曲披露

update 2015/9/16 10:26


 函館市民会館(湯川町1)で20日に開かれる「生と死を考える会全国協議会」の全国大会で、函館西高校でイベントを企画・運営する生徒有志の団体「WHP」(ウエスト・ヒルズ・プロジェクト)が、今大会のために作られた合唱曲「いのちへ〜ぼくのできること〜」を披露する。

 WHPは2010年度に発足。本年度は代表の吉川咲さん(3年)がメンバーを募り、医療関係者による講演や看護師との意見交流会を開いて命について考えを深めてきた。

 7日には同校で初めての全体練習があり、作曲したピアニスト作道幸枝さんと、作詞した「道南・生と死を考える会」の山田豊会長=函館中央病院小児科臨床顧問=も参加した。

 「ひとりで生まれて ひとりで死んでいく仲間たち でも誰かそばにいて 手をにぎってあげよう」―。子どもの死に触れて感じたことを歌詞に盛り込んだという山田会長(69)は「“死”があってこそ“生”が充実する。良い曲に仕上がったと思う」と強調。看護師を目指しているという吉川さんは「歌にすることで、命の重みを実感できた」と話す。

 全国大会は午前10時半からスタートし、WHPが本年度の活動をまとめたビデオを上映しながら取り組みを報告するほか、「いのちのエッセイコンテスト」の表彰式も行われる。

 午後1時から始まる午後の部のオープニングで、WHPのメンバー60人と山田会長が合唱を披露。日本グリーフケア研究所所長で、同協議会の高木慶子会長が「『いのち』それは愛する力」と題して、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが「生きなおす力を求めて」と題してそれぞれ講演する。大会の入場料は500円。

提供 - 函館新聞社

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