IC乗車券、事業者公募へ 16年度末導入目指す

update 2015/9/15 10:04


 函館市電と函館バスへの導入を検討しているICカード乗車券について、函館市は14日、市企業局と同社が本年度中にカード事業者を公募し、2016年度末の導入を目指す方針を明らかにした。公募はプロポーザル方式で実施し、函館仕様の機器納入やカードの設計などを担う。市は観光客の利便性を考慮し、JR各社など全国系カードが利用できる仕様を想定している。

 同日の市議会第3回定例会で斉藤佐知子氏(民主・市民ネット)、井田範行氏(市民クラブ)が検討状況について質問した。

 IC乗車券は、JR東日本の「Suica(スイカ)」など全国10社の相互利用カード(10カード)と、各地域の事業者の独自カード(地域カード)がある。地域カードには札幌の「SAPICA(サピカ)」のように市営地下鉄で10カードの利用が可能だが、サピカはスイカの地域で利用ができないなど、片利用方式≠フ地域カードもある。

 国土交通省の4月現在のまとめでは、ICカードが2次交通に導入されていない人口20万人以上の都市は23市あり、函館はさらに主要鉄道でも10カードが利用できない10市に含まれている。同省の検討会のまとめでは、空白域解消に向けて@10カードへの参加A地域カードに10カードの片利用方式の導入−を推進する方向性を示している。

 @、Aともに10カードを持つ観光客らは市電や函館バスでも利用できるが、Aを採用した場合、函館のカードは東京都内の各鉄道などで利用できない一方で、地域独自の割引制度などサービスを付加しやすいメリットがある。

 いずれも導入には多額の費用が見込まれ、種田貴司企画部長は「国の補助金確保や市の財政支援が必要と考えている」と述べた。また、田畑浩文企業局交通部長は函館バスとの費用負担について、車両や営業所に設置する機器はそれぞれが負担し、共通仕様となるソフトウエアの開発費などは、乗降客数や事業収入比率などで負担割合を検討するとした。

提供 - 函館新聞社

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