函館駅近くにホテル計画 札幌国際観光

update 2015/9/12 10:49


 JR札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテルなどを運営する札幌国際観光(札幌、桶川昌幸社長)は、JR函館駅近隣のベイエリアにリゾートホテルの建設を計画していることを明らかにした。来年3月の北海道新幹線開業で、大幅な増加が見込まれる観光客を取り込む狙いだ。

 建設予定地は、今月1日に函館市内の企業から取得した大手町22にある約4000平方bの更地=別図。JR函館駅から徒歩5分で、函館朝市や金森赤レンガ倉庫群などの観光名所も近い。

 開業日は「現時点で明言することはできないが、できるだけ早く計画を進めていきたい」(同社営業企画室)としており、順調に進めば来春に着工、完成は2017年中となる見通し。

 館内にはレストランや温泉施設を備えるほか、客室はツインルームで一般的な25平方bよりも広く設計するなど、宿泊客がゆっくりとくつろげる空間を提供する。

 同社は「函館は国内外から多くの人が訪れる有名観光地。しっかりとしたセンチュリーのおもてなしを提供していきたい」としている。

 函館では、新幹線開業による宿泊需要の拡大が見込まれており、JR函館駅前の市有地にも大手住宅メーカーがホテルと飲食、物販の複合施設を建設する構想を市に提案するなど、宿泊施設新設の動きが広がっている。

提供 - 函館新聞社


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