訓練運転初日に不具合 ポイント切り替わらず 道新幹線

update 2015/8/23 10:27


 JR北海道は22日未明、来年3月の北海道新幹線開業に向け、乗務員の訓練運転を始めた。新函館北斗駅で運転士が指導員と共に北海道新幹線車両「H5系」に乗り込み、営業運転を想定した訓練を実施。初日は、ポイントが切り替わらない不具合が発生したため途中駅で折り返し、予定していた新青森駅までの運転を取り止めた。

 同社はこの日、新函館北斗駅で訓練運転の様子を報道陣に公開した。函館新幹線総合車両所所属で、訓練運転の始発列車≠フ運転士を務めた前田祥平さん(33)は、「今までにない緊張感がある。しっかりと運転技術を向上させ、開業までに万全の準備をしたい」と抱負を述べた。

 午前1時過ぎ、前田さんが運転する車両が先行し、10両の新幹線車両2編成が新青森駅に向けて出発。木古内駅に途中停車し、青函トンネル通過後、同1時45分ごろに奥津軽いまべつ駅で進路を転換するポイントなどに不具合が生じたため、同駅で引き返し、新函館北斗駅に戻った。

 同社によると、故障部分に対して正常に動くよう処置を行ったため、23日以降は予定通り週4回程度、新函館北斗−新青森間で訓練運転を行うという。同社広報部は「今後もさまざまな事象を想定し、安全運転に努めたい」としている。

 訓練には運転士約30人が参加。9月以降は車掌20人も加わって車内放送や駅到着時のドアの開閉、ホーム柵の操作を行い、本番に向けた準備を進める。

提供 - 函館新聞社


その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです