五稜郭跡の兵糧庫を一般公開

update 2015/8/2 10:19


 国の特別史跡・五稜郭跡にある兵糧庫の一般公開が1日、始まった。箱館奉行所跡の発掘調査で出土した陶芸製品などを展示しており、初日から多くの観光客が訪れた。31日まで。

 兵糧庫は1864年ごろに土蔵として建設。五稜郭建造当時から唯一現存している建物で、大正時代には「懐旧館」の名称で箱館戦争の展示資料館として利用されていた。その後も解体を逃れ、数回の補修工事をしながら現代に受け継がれている。一般公開は毎年この時期に実施している。

 庫内には皿や瓶など遺物数点のほか、箱館戦争時に砲撃を受けて爆沈した明治新政府の軍艦「朝陽」の竜骨の一部などを展示。また、兵糧庫の歴史を紹介するパネルも設置している。管理する箱館奉行所の田原良信館長は「建設当時の柱もしっかりと残っており、多くの人に五稜郭の歴史の一端を感じてもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 千葉県から訪れた主婦、八木沼恵さん(42)と娘の結戸さん(12)は「普段見られないものばかりで感動した」と話していた。

 公開時間は午前10時から午後3時まで。入場無料。

提供 - 函館新聞社

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