春節で国際線大幅増 2月の函館空港

update 2015/3/30 10:20


 函館空港事務所がまとめた2月の乗降客数は、前年同月比14・9%増の10万8396人で、5カ月連続で前年を上回った。中華圏の旧正月「春節」の長期休暇があり、国際線の利用が大幅に増加したほか、羽田線を利用して函館に入る人が増えており、外国人旅行者が全体を押し上げている格好だ。

 国際線は同44・2%増の1万8265人と大幅に増加した。定期便の台北線は春節に合わせて臨時便も飛ばした。ほかにも前年はなかった中国・天津と杭州からのチャーター便が運航したことが大幅増につながった。全日空函館支店は「直行便だけでなく、羽田線や大阪線を利用する外国人も目立ち始めている。このまま増加していくのではないか」とする。

 また、天津航空は3月末から定期便化する予定で、台湾のエバー航空も同じく毎日運航を始めるなど、利用客の増加が見込める好材料がそろっている。

 国内線は同10・4%増の9万131人。3社が運航する主力の羽田線は、同14・7%増の6万8557人に増えた。「便数を増やしたことで、利用者が伸びた」(全日空函館支店)。

 関西方面は、伊丹線が同1・7%減の2060人で、関西線は同11・2%増の3777人。中部線は同2・7%増の4637人だった。道内路線は、丘珠線が同2・9%減の5842人と振るわなかった。

提供 - 函館新聞社

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