客船寄港 全国8位 昨年の函館港延べ37隻

update 2015/2/3 10:12


 国土交通省は昨年1年間のクルーズ船の寄港回数(速報値)をまとめた。国内船社、外国船社を合わせて、延べ36隻が寄港した函館港は全国8位にランクインし、2013年の延べ14隻、18位から大幅に躍進した。外国船社のみの順位も延べ27隻、9位で、プリンセス・クルーズ社の「サン・プリンセス」による小樽発着の定点クルーズなどが大きく影響した。

 同省のまとめでは、国内全体の寄港回数は国内船社549回、外国船社654回の計1203回で過去最高を記録。中国からのチャータークルーズの寄港が増えたとし、クルーズ船で入国した外国人客数は13年比2・4倍の約41・6万人となった。港湾別では横浜146回、博多115回、神戸99回で、以下、那覇、長崎、石垣と続き、小樽が41回で7位に入った。

 函館港では昨年6月末から12週連続で入港した「サン−」が寄港回数増加に大きく影響。36隻の乗客・乗員数は約6・5万人で、このうち、約1・9万人が外国人客だった。北海道クルーズ振興協議会(事務局・北海道運輸局)は、同船の定点クルーズが道内全体にもたらした直接的経済効果額は少なくとも12億円とし、小樽、函館のほか、同船寄港の室蘭、釧路などで高い経済効果があったと推察される。

 15年は「サン−」の国内クルーズがなく、函館でも寄港数が減少する見通しだが、国内屈指の観光地としての評価に加え、太平洋、日本海双方向から寄港可能な津軽海峡に面した立地など、地方港湾では優位となるポイントは多い。市港湾空港部港湾空港振興課は「今年は寄港数は減るが、初寄港船が4隻あり、海外の船会社にも認知されつつある」としている。

提供 - 函館新聞社

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