活動15年 集大成の音色 市芸術ホール管弦楽団最後の演奏会

update 2015/1/26 10:32


 地元の弦楽器奏者育成を目的とした「弦楽クリニック」の受講者でつくる「函館市芸術ホール管弦楽団」は23日、市芸術ホールで最後の演奏会を開いた。約700人の来場者でほぼ満席になった観客席からは、フィナーレを飾る華やかなハーモニーに、惜しみない拍手が送られた。

 1999年から市文化・スポーツ振興財団が続けてきた同クリニックは、本年度で活動に一区切りをつけることになった。

 この日は「15年の集大成“未来への創造”」と題し、ベートーベン作曲「交響曲第9番二短調 作品125『合唱付き』」の全4楽章を演奏。遠藤幸男さんの指揮の下、オーケストラ約60人の情熱的で美しい響きと、国内外で活躍するソリスト4人がと市内の合唱団員80人が絶妙なアンサンブルを繰り広げ、会場をひとつの世界観に引き込んだ。

 市内在住の笹浪貞子さん(83)は「素晴らしかった。最後にふさわしい曲目が胸にしみて涙が出た」と感動の様子。長きにわたり同団を指導してきた遠藤さんは「皆さんの技術や音楽性は格別に上達しました。素敵な演奏を聴かせてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。これまで積み重ねてきた全てを発揮できました」と熱く語った。

提供 - 函館新聞社

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