エゾシカ肉身近に、専門学校で解体講座

update 2014/10/29 10:19


 エゾシカ肉の消費拡大を目指す動きが、函館でも活発になってきた。道が設定した「シカの日」(毎月第4火曜)の28日、シカ枝肉解体の特別講座が函館短大付設調理製菓専門学校(野又淳司校長)で行われ、生肉の販売もコープさっぽろの1店舗で始まった。

 同校でのシカ肉解体は今年で3回目。調理師科の学生22人が参加した。枝肉は函館のわな師渋田喜徳さん(67)が、小安町で22日に捕獲した3歳の雄半身。渋田さんは「肉は熟成させてうま味を引きだすのがポイント」と説明した。

 朝妻商店(千代台町)の朝妻豊史専務(63)が専用の包丁を使い、ヒレやロース、バラなど部位ごとに手際よく切り分け、学生たちは見事な包丁さばきに目を奪われた。改行 その後、6班に分かれて肉をレアで焼き、フランス古典料理「ノワゼットのソテー・デュゼス風」を作って試食。小野晴香さん(18)は「シカ肉は食べるのも、解体を見るのも初めてなので、いい経験になった」と話した。

 コープさっぽろかじ店(鍛治2)では、ロースやモモなど各部位のほか、缶詰やジャーキーなど加工品も扱う。市内の大手スーパーでシカ肉を常設販売するのは初めて。改行 昨年10月から道内6店で販売を始め、同日から函館、苫小牧、帯広の3店に拡大、11月下旬から室蘭も加え計10店に。同コープは「既存店での売り上げは順調に推移しており、今後さらに取扱店の拡大も検討したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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