高丘町の私道 「市道」に整備

update 2014/10/9 10:15


 函館市高丘町の約450メートルの私道について、土地所有者22人が道路を市に寄付することを9月までに承諾し、市道として整備される方向になった。私道は高丘小学校の通学路にも指定されているが、未舗装で大雨の際には穴が開くなど、地域にとって30年来の懸案となっていただけに、道路環境の整備が期待されている。

 同町会の武下秀雄会長(74)には3年前、住民から「砂利道を整備してほしい」との声が寄せられた。その後に武下会長は、20年前から道路の改善に取り組んでいた高野山真言宗慈泉院(高丘町12)の高橋秀明住職(60)と連携し、函館市へ陳情を出すとともに、土地所有者への説明を行った。陳情を受けた市も市内や道内外に住む所有者に連絡し、9月16日までに全員からの同意を得て、寄付を受け入れた。

 高橋住職は「市や多くの土地所有者の方に賛同をいただき、30年にわたるこの地域住民の願いが達成された」と感謝する。武下会長も「地域のためにという熱意で活動してきた。要望した私道の区画全てが寄付されたことは、地域にとってありがたいこと」と話している。

 道路沿いに住むに臼井里子さん(64)は「大雨のときは砂利が削られて穴が開き、家の前に流れてきた雨水がたまり、主人が土のうを積んで防いだこともあった。本当にうれしい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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