青函連携で新ケーキ 五島軒とJR東日本青森商業開発が年内販売へ

update 2014/9/30 10:08


 函館市末広町の老舗レストラン五島軒(若山直社長)は、JR東日本青森商業開発(青森市、飛嶋聡社長)と連携し、アップルブランデーを使ったケーキの販売に乗り出す。26日に青森市内のホテルで行われた、青函圏経済の活性化を図る「パートナーシップ構築懇談会」(函館、青森両商工会議所主催)で、両社は青函ブランド商品を制作、商品化することで一致。ケーキは、年内の販売開始を予定している。

 五島軒は、七飯と青森のリンゴを使用したロールケーキ「函館ロール」を販売するなど、2016年3月の北海道新幹線開業をにらみ、青函両地域の素材を使った商品の開発を積極的に進めている。

 商機拡大を目指して、昨年9月から始まった同懇談会に参加。JR東日本青森商業開発が運営するりんごのシードル工房、エイ・ファクトリーの関係者と個別商談を行い、アップルブランデーを使用した商品の開発を模索してきた。

 協議を重ね、8月に試作品が完成。今回の懇談会で、商品化をし、北海道新幹線開業PRキャラクターの「どこでもユキちゃん」のシールを貼って、両社の売店などで販売を目指すことを決定した。また、函館ロールの販売をエイ・ファクトリーの売店で行うことも確認した。

 談会で商談を行った、同社販売部の鈴木勝浩次長は「新幹線開業を前に、これからも連携を密にしていき、青函ブランド商品で盛り上げていきたい」と意気込みを話した。

提供 - 函館新聞社

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