縄文人の知恵学ぶ…エゾシカの角で釣り針作り

update 2014/9/8 10:12


 函館市縄文文化交流センター主催の子ども向け体験プログラム「縄文海釣り体験」が7日、臼尻町の同センターで開かれた。親子連れら18人がエゾシカの角を使って釣り針を作り、縄文人の知恵を学んだ。

 市内の遺跡や貝塚から釣り針などが数多く出土し、縄文時代の漁法が現代とほとんど変わっていないことから、子どもたちに縄文期の方法で釣りを楽しんでもらおうと、3年前から開いている。

 この日は同センターがエゾシカの角を切ったプレートを用意し、釣り針作りを体験。初めに鉛筆で針の形を下書きした後、やすりを使って削り落していった。シカ角の硬さに悪戦苦闘しながら、親子で力を合わせて針を作っていた。

 10月7日には作った釣り針を使い、臼尻漁港で海釣りを行う予定。函館千代田小3年の中村秋斗君は「硬くて削るのが大変だった。釣りはよくしているので、いろんな魚を釣ってみたい」と心待ちにしていた。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです