トマト収穫 体験観光に…知内で事業化目指し実証実験

update 2014/8/28 10:03


 【知内】知内観光協会(岡田寿典会長)は今夏から、町の特産品であるトマトの収穫体験をメーンとした観光プログラムの実証実験を始めた。町や観光協会では来年度からの事業化を目指しており、体験・滞在型観光の推進につなげたい考えだ。

 町や観光協会は、今年4月から5月にかけて、重内地区の民有地に長さ35メートル、幅5・4メートルの収穫体験用ビニールハウス3棟を設置。「アイコ」や「華おとめ」など約10品種、750本のトマトの苗を植えた。ハウスの管理は町の第三セクター「スリーエス」が行っており、修学旅行などの教育旅行プログラムで使用するほか、町民の憩いの場としての活用も考えている。

 7月から町内の幼稚園、保育園を対象に実証実験を開始。8月25日は、知内幼稚園(三島裕一園長)の園児46人が訪れ、鈴なりに実ったトマトを収穫。赤や黄、オレンジ色の実を口に運び「甘い」「おいしい」などと感想を話していた。その後、町文化交流センター(中の川)に移動。紙芝居でトマトの育て方を学び、トマトジュースづくりの見学などをした。三島園長は「子どもたちが知内の産業を知ることで、町に愛着を持ってもらうことにつながる」と評価する。

 岡田会長は「子どもたちの反応はとても良い。ただ、今後の事業化に向けて、広報やメニューの工夫、ガイドの育成などに取り組んでいく必要がある」としている。

提供 - 函館新聞社

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