北大が美深町と連携協定、チョウザメ養殖開発着手

update 2014/8/27 10:14


 北大大学院水産科学研究院(安井肇院長)が、上川管内美深町と包括連携協定を結び、チョウザメの養殖開発に乗り出した。町の第三セクター美深振興公社(社長・山口信夫町長)が旧恩根内小の既存プールを使った新養殖場を整備したことに伴い、魚肉やキャビアの安定生産に向けて技術協力を強化。産官学が連携し、町の産業化を目指す。

 北大では2008年から、チョウザメの養殖に詳しい足立伸次教授が中心となり、同町での本格的な技術指導が始まった。チョウザメの安定生産に向けて着目したのが、08年3月に閉校した同校のプール。事業費2600万円をかけ、新養殖場「半循環式チョウザメ陸上養殖プラントSAF恩根内」を完成させた。  プールは縦25b、横8bで良質な地下水を使う。これまで町内で飼育していた約3300匹の中から、今回は成魚200匹をプール施設に移した。今後400匹まで増やす予定で、最大600匹まで飼えるという。成魚は魚肉やコラーゲン抽出に利用する。

 今月18日に同町で開かれた調印式には、北大側から安井院長や足立教授、都木靖彰教授ら計5人が出席。協定書には水産科学技術の発展、水産資源の活用、地域振興、生涯学習に取り組むことを盛り込んだ。山口町長と安井院長が協定書にサインし、相互の協力を確認。足立、都木両教授による記念講演、新養殖場の完成セレモニーもあり、新たな養殖拠点の誕生を祝った。

 北大は「養殖技術だけでなく、学生の教育や実習、コラーゲンの有用成分の研究にも活用していきたい」(函館キャンパス事務部)と期待を込める。町は「全魚利用できるよう互いに協力し、産業化を実現したい」(総務課)としている。

提供 - 函館新聞社

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