万一に備え連携強化、市防災総合訓練

update 2014/8/27 10:13


 函館市防災会議主催の本年度防災総合訓練が26日、函館港港町埠頭(ふとう)で開かれた。各関係機関や自主防災組織などから808人が参加、地震や津波に伴う災害を想定した訓練を通じて関係機関が連携を高め、不測の事態への備えを新たにした。

 訓練は警察や消防、自衛隊、海上保安部など24機関と、町会や自主防災組織70団体が参加。本年度は三陸沖北部でマグニチュード8・0の地震が発生し、函館で震度5強を観測、太平洋沿岸西部に大津波警報が発表されたとの想定で実施した。

 本年度は24項目の訓練を行い、一つの訓練に複数の機関が参加し、連携して取り組む要素を強化した。大地震で自動車専用道路の高架橋の一部が崩落し、橋の上にいる要救助者や、がれきの下敷きになった車両から負傷者を救出する訓練では、市消防本部や陸上自衛隊、市立函館病院の災害派遣医療チーム(DMAT)などがスムーズに連携して作業に当たっていた。

 同会議会長の工藤寿樹市長は「東日本大震災の後も、広島や本道で大雨による土砂災害が発生している。今後も異常気象などでさまざまな災害が想定されるだけに、関係機関との連携を図りながら防災対策を推進したい」と述べた。

 防災訓練は2012年度から関係機関向けと地域住民向けに分けており、市は11月上旬をめどに住民参加型訓練を行う考え。

提供 - 函館新聞社

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