道南のDV相談 昨年度4800件

update 2014/7/30 10:13


 家族や配偶者からの暴力「DV(ドメスティック・バイオレンス)」に関し、渡島・桧山管内から函館市内の関係機関に寄せられた昨年度の相談件数は、前年度比765件減の4816件だったことが、市のまとめで分かった。過去10年間で2番目に多い水準で、関係機関は各種啓発活動を通じてDV被害の撲滅を目指す方針。

 29日に市総合保健センターで開かれた、市配偶者等からの暴力対策関係機関協議会(会長・岡崎圭子市子ども未来部長)代表者会議で示された。  相談件数は11の窓口で取り扱った事例を合計。このうち全体の9割を占める4329件が、DV被害者支援を行っているNPO法人ウィメンズネット函館に寄せられた。

 同団体の相談件数は延べ件数で、本年度は前年度比908件減と大幅に減少。古川満寿子理事長は会合で「昨年度は少し落ち着いた。(相談を受けた)実人数は300人ほど」としている。

 緊急性が高いと判断し、シェルターで一時保護したのは前年度比4件減の56件だった。このほか、全窓口を合わせた男性被害者からの相談は12件。加害者からの相談も7件あった。

 一方、市が昨年7月から子ども未来部内に設けた「市配偶者暴力相談支援センター」には218件の相談が寄せられ、住民基本台帳の閲覧制限など75件の証明発行を行ったと報告。同部は「これまで年10件程度だったが、センター開設で大幅に増えた」としている。

提供 - 函館新聞社

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