長万部町長に木幡氏初当選

update 2014/7/14 10:11


 【長万部】任期満了に伴う長万部町長選は13日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前町議会議長の木幡正志氏(65)=無所属=が2211票を獲得し、3選を目指した現職の白井捷一氏(75)=同=に約367票差をつけて初当選した。投票率は83・84%で、前回より3・48ポイント下がった。

 大勢が判明した午後10時ごろ、木幡氏の選挙事務所は歓喜に沸いた。間もなく木幡氏が事務所に現れ、集まった大勢の支持者を前に「これは町民の勝利だ。次の世代に引き継げるまちづくりをするよう、頑張る」と抱負を述べた。

 木幡氏は、現町政に危機感を抱いた有志の町民グループ「長万部町を愛し未来のまちづくりを創造する会」の要請に応え、告示まで3週間余りに迫った6月14日に立候補を表明。25日に事務所開きし、急ピッチで臨戦態勢を整え選挙戦を迎えた。一部の団体から推薦を得たが、組織票に依存しない草の根活動を展開。中学生までの医療費無料化や高齢者グループホームの整備、災害時の避難路整備など公約に盛り込み、「チェンジ!」をスローガンに批判票の獲得を狙った。さらに知名度を生かし、支持を集めた。

 白井氏は今年3月の定例町議会で3選出馬を表明後、6月1日に事務所開きし、臨戦態勢を整えた。町商工会や漁協、農協など町内の主要団体の推薦を基に、2期8年の実績を訴え支持拡大を狙ったが、及ばなかった。

 木幡氏は1948年、長万部町生まれ。長万部高校定時制中退。87年に町議選初当選。2003年に町議会副議長、11年に議長就任。6月16日に町長選立候補のため議員辞職した。

 同じく行われた町議の補欠選挙(欠員2)は無所属の元職、長崎厚氏(66)、無所属の新人、浮田栄氏(71)が当選した。

提供 - 函館新聞社

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