「ミニベロ輪行」道南観光に最適

update 2014/7/4 10:04


 タイヤサイズの小さい自転車、ミニベロの愛好家の一団が2日、首都圏から函館入りし、道南観光を楽しんでいる。街乗りと遠乗りの両方を楽しめるのが魅力で、愛好家らは「道南観光に最適」と太鼓判を押す。函館ではまだなじみは薄いが、首都圏ではファンは多いという。地元の関係者は「新幹線開業に向け、観光客誘致の新たな切り口になる」と期待を寄せている。

 ミニベロは、タイヤサイズが20インチ以下の自転車で、小径車とも呼ばれる。小さく折りたたむことができ、目的地まで飛行機や列車など交通機関で運ぶ「輪行」にぴったりの乗り物として人気が高い。競技用やロードレーサーに比べるとスピードは出ないが、小回りが利くことが特徴だ。

 来函したのは、東京や横浜のミニベロ専門店の代表や自転車デザイナー、専門誌の編集長ら7人で、全国各地で輪行を楽しむ仲間。これまでも新幹線を使った輪行などを数多く行っている。一行は2日に羽田から飛行機で函館入り。到着してすぐに元町やベイエリアなど市内の観光地をめぐり、3日は大沼まで足を伸ばして自然を満喫した。

 横浜で専門店を経営する鈴木潤さん(42)は「ペダルを漕いでは、止まり、食や歴史などその土地に触れることができるのがミニベロの魅力」と説明。「函館市内では街を縫うように走り、教会や坂などの景観や食を満喫した」。東京で専門店を営む渋谷正昭さん(51)も「ロケーションが最高。街なかも走りやすい」と満足そうに話す。

 函館側で受け入れを担当した市内の自営業、村瀬知史さん(46)は「新幹線が開業すれば輪行はこれまで以上にしやすくなる。全国のファンを呼び込んでいきたい」と意気込んでいる。4日は北斗市のトラピスト修道院を目指すという。

提供 - 函館新聞社

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