大間訴訟へ初日は69万円…函館市 寄付金受け付け始まる

update 2014/3/28 10:06


 函館市が国と電源開発(東京)を相手取り、4月3日に東京地裁に提訴する大間原発差し止め訴訟に対する寄付金の受け付けが27日から始まった。初日は午後5時現在で14件、69万3000円の寄付があった。

 自治体初の原発差し止め訴訟に当たり、全国から幅広く応援を得て訴訟費用に充てる目的。市への持参と現金書留、金融機関から受け付ける。

 “持参第1号”は市内根崎町で温泉旅館「湯元漁火館」を経営する穂積征七さん(72)。午前9時過ぎに市総務部を訪れ、三原克幸原発担当参事に50万円を手渡した。

 穂積さんは福島県南部の泉崎村出身。津軽海峡を挟んで原発の工事現場が見えるため事故への懸念が強く、以前から市への寄付を申し出ていた。穂積さんは「フルMOXの原発は世界に例がなく、実験的な原発で不安。放射能が漏れ出たらイカやマグロが全く売れなくなり、風評被害が起きる可能性がある」と話し、裁判終結まで毎年50万円の寄付を続ける意向を示した。

 初日は持参が5件、63万5000円、口座振り込みが9件、5万8000円だった。口座振り込みは北洋銀行函館中央支店の普通口座番号4187083、口座名「函館市大間原発訴訟寄付金」で受け付ける。現金書留の場合は〒040・8666、函館市東雲町4の13、函館市総務部総務課大間原発訴訟寄付担当宛て。

提供 - 函館新聞社


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