新島襄の歩み知って…函館博物館で企画展

update 2013/6/15 10:43


 新島襄(同志社大創立者)ゆかりの品を展示する企画展「新島襄と幕末の箱館」が14日、市立函館博物館(青柳町17、阿部司館長)で始まった。書や遺髪など約100点を並べている。9月1日まで。

 新島が函館から米国へ密出国した日に合わせてスタート。館内でセレモニーがあり、工藤寿樹市長が「新島の情熱、これを支えた函館の人々の気概について振り返ることは有意義」とあいさつ。学校法人同志社(京都)の大谷實総長が「函館は同志社発祥の原点。盛大に開催されたことは感慨もひとしお。市と連携を強化していきたい」と期待を込めた。大谷総長ら5人がテープカットして祝った。

 展示では、新島の脱国時の扮装(ふんそう)写真や、函館をたつときに詠んだ和歌、上海で断髪した際の遺髪のほか、妻八重の自筆の和歌なども紹介している。  同大卒業生の大江哲男さん(81)=函館市美原=は「これを機に、市民が認識を深めてくれれば。同志社の絶大なる協力にも感謝したい」と話していた。

 放映中のNHK大河ドラマ「八重の桜」で新島八重が主人公を務めていることや、来年で新島が脱国してから150年の節目を迎えるのを前倒しして、企画展を開催した。

 入館料は一般300円、大学・高校生150円、小・中学生100円。月曜定休。15日には午前10時と午後1時半の2回、解説セミナーを予定。申し込みは同博物館(TEL0138・23・5480)へ。

提供 - 函館新聞社


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