給食にもっと地元食材を

update 2013/5/29 10:15


 学校給食で使用する地場産食材の活用促進に向け、函館市教委の設置したプロジェクトチームが28日、市役所で初会合を開いた。17人が出席。会議では早速、各校の栄養教諭から「もっとたくさんの地元産食材を使いたい」といった意見が積極的に飛び交った。

 チームは小中の栄養教諭と市教委、市学校給食会で構成。献立作成に従事する栄養教諭の要望や意見を市教委や食材購入を担う同会により多く伝え、給食での地産地消を推進する。

 会議では新たに取り入れたい地場産野菜について、タマネギとカボチャ、トウモロコシの3点が栄養教諭から提案された。また「形が多少崩れていても、できれば(地元産を)全部使いたい」などの意見が出た。

 出席者で市栄養教育研究会幹事長の伊藤綾子さんは「研究会では30年前から地元産の活用を進めてきたが、じかに食材を買い付けできないため停滞していた。この会議で私たちのニーズをより伝えられるので、地産地消を推進できるはず」と述べていた。

 このほか、市教委が来年1月に初めて道南のご当地料理を各校の給食に3〜5品提供することを報告。メニューは「塩ラーメン」「かにめし」「いかめし」など9品からを予定する。

 会議は今後、月2回程度で開催。本年度は10〜12月に提供する地元産のサケとブリを使用した献立や、使用したい地元産野菜の品目などを話し合う。

 市教委によると、2011年度に給食に取り入れた函館産食材の使用率は水産物が12・03%で、農産物は13・96%だった。

提供 - 函館新聞社


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