市教委に中学再編答申書

update 2013/5/25 09:45


 函館市学校教育審議会(高村昭三会長)は24日、市教委に「市立小・中学校再編計画」第1期再編の答申書を提出した。対象となった第2グループの中学7校を3校とする統廃合について、的場(全校生徒332人)・凌雲(193人)・光成(90人)を1校にして校舎位置を的場に、桐花(303人)・五稜(178人)・大川(177人)を1校にして校舎位置を桐花に定めた。港(250人)は統廃合しない。

 統合校の位置は対象校の通学区域内の中心であることを優先し、校地面積や教室数などを考慮し決定。港中はJR線で分断される地理的条件や、通学区域内で現在、宅地造成が行われ将来的に再編基準とする9学級以上を確保できる可能性があることから現状通りとした。

 統廃合後は通学区域も変更。▽宇賀の浦中に行く北星小児童は的場中へ▽五稜中に行く柏野小児童は的場中へ▽凌雲中に行く千代田小児童は桐花中へ▽五稜中に行く本通小児童は本通中へ▽桐花中に行く北昭和小児童は亀田中へ―とする。

 統廃合後の学校規模の推計は、的場・凌雲・光成の統合校が2016年で16学級579人。桐花・五稜・大川は16年では16学級569人としている。

 答申書を山本真也教育長に手渡した高村会長は「統合校は4校にすることも検討したが、近いうちに再び統廃合が必要となることが想定されることから3校にした」と説明した。

 山本教育長は「地域の実情を十分に踏まえた内容だと思う。地域住民の理解を得ながら統廃合を速やかに進めたい」と述べた。

 今後はPTAや町会を対象にした説明会を開催し、同意を得てから年度内にも正式決定する。校名や校歌の設定、耐震改修などの施設整備を経て、統合校の開校は16〜19年度を予定する。

 第2期再編の検討は第1期の同意を得てから開始。第1グループの中学3校(西、潮見、宇賀の浦)を1校へ、第2グループの小学12校(中部、北星、八幡、万年橋、港、高盛、千代ヶ岱、中島、千代田、柏野、金堀、亀田)を7校に統廃合する方針。

提供 - 函館新聞社


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