中島廉売にビル新築、交流施設整備へ

update 2013/2/14 11:03


 函館市中島町の中島廉売を拠点に障害者の就労支援などに取り組む「NPO法人日本障害者・高齢者生活支援機構」(能登正勝理事長)は、廉売の大通り沿いに新たにビルを建設し、障害者支援を充実させるほか、起業家支援事業に乗り出す。5月に着工、来年1月のオープンを目指している。同法人は「高齢者や障害者、子供まで多くの人が集まる商店街、施設にしたい」としている。

 同法人は廉売内で障害者らの交流施設「中島れんばいふれあいセンター」を運営。新たに起業家を呼び込むことで衰退傾向にある商店街の活性化を狙う。「心の場と経済の場の構築」がコンセプト。

 事業の予定額は8億6000万円。計画は経済産業省の地域商業再生事業に採択され、事業費の3分の2を国が補助する。大通りに面した敷地約700平方メートルに5階建てのビルを新築する計画。延べ床面積は1650平方メートル。

 施設は1階が商業スペースで、カフェや図書館を設置するほか、情報発信拠点とする。また、住民がイベントで利用できるように地域開放スペースにする。2階は起業家や新たな商店主の発掘を目的としたビジネスゾーン。事務スペースや会議室を提供するほか、創業支援の機能も持たせる。

 3階は障害のある児童の療育の場「放課後等デイサービス」のスペースで、ほかに食堂なども設置する。4階は障害者の就労支援の作業所とし、多様な障害に対応。現在の事務所もそのまま利用するという。5階は同法人の事務所。

 能登理事長は「モノを売るだけの商店街ではなく、さまざまな人が集まるコミュニティータウンになれば」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社


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