今年はグロードさんの追悼公演に 函館野外劇の会 

update 2013/2/2 10:36


 NPO法人市民創作「『函館野外劇』の会」(中村由紀夫理事長代行)は1日、市中央図書館で2013年総会を開いた。今年は、昨年12月に亡くなったフィリップ・グロード前理事長の追悼公演と銘打ち、7〜8月に全11回を予定。懸案だった事業の赤字解消も目標に、PR強化に努めることを確認した。

 25人が出席。昨年の入場者が全12回公演で8403人(前年比363人増)、券売数8936枚(同178枚増)。149万円の単年度赤字となったほか、累積未払い金も約1700万円あることなどが報告された。

 新年度は、照明や舞台制作など支出を抑制すると同時に、地元企業や学校、団体などに支援を呼び掛けながら1万2000枚の券売を目指す。ポスターも500枚増やして2500枚にするほか、昨年好評だったプレステージも実施して集客を図る。函館出身の人気バンド、GLAYの函館公演と連携させた企画も検討中とした。

 中村理事長代行は「年々来場者も売り上げも右肩下がりだが、グロードさんの追悼公演を何としても成功させたい」と述べた。里見泰彦事務局長も「チケットがあと1000枚売れれば黒字になる。盛り上げていきたい」と話した。

 今年の日程は7月5〜8月10日。国の特別史跡・五稜郭跡で行う。今後配役やスタッフなどを募る。

提供 - 函館新聞社


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