「みかど」函館撤退、営業は継続

update 2012/1/13 10:09


 JR函館駅構内の駅弁店などを運営する「みかど」(大阪市、後藤二郎社長)は15日で、函館営業所(函館市若松町)の営業から撤退する。業績不振が主な要因で、東日本大震災が追い打ちをかけた。弁当製造や同駅で展開する駅弁店やそば店などの業務は、同駅の店舗運営を手掛けるジェイ・アールはこだて開発(函館市若松町)が引き継ぎ変わらず営業する。

 同社は1889(明治22)年創業。大阪や東京、名古屋を拠点にレストラン・喫茶や駅弁販売などを手掛け、弁当は旅行会社や一般顧客を中心に幅広く販売してきた。

 30年代から営業する函館営業所は、函館駅構内の弁当店のほか、ホーム内のそば店・立ち売り弁当販売、同駅敷地内の社員食堂、JR五稜郭駅内そば店の5カ所を運営。しかし近年の営業不振に加え、昨年3月の震災では工場を併設した本社が津波で被災。炊飯釜や配送車などの備品に500万円程度の直接被害があった。さらに震災後の需要落ち込みから売り上げが減少する間接的影響が特に大きく、今回の決断に至った。

 営業主体は16日から移行するが、5カ所すべてが従来通りの営業を続け、営業時間も変更しない。ただジェイ・アールはこだて開発は現在メニューの検討中で、すべてが残るかは未定だ。

提供 - 函館新聞社


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