避難の被災者に義援金を手渡し

update 2011/11/8 10:14


道公立学校教職員互助会特別会員函館市支部(函教互、松下芳明支部長)の有志16人が7日、函館に避難してきた東日本大震災被災者の家庭へ出向き、義援金を届けた。関係機関を介さない手渡しのボランティアで、受け取った人たちも「函館は優しい人ばかり。本当にありがたい」と感謝した。

 同支部ボランティア部は「何かの役になれば」と6月中旬から大勢の会員へ義援金寄付を呼び掛け、約3カ月半で計123万7501円集まった。これをいち早く渡そうと、函館市役所の協力を得て避難者の世帯を把握し、11日まで81世帯196人へ1人5000円ずつ配る予定。

 参加者は初日、同支部事務局(中島町)での出発式の後、午前9時過ぎから2人1組に分かれ自家用車で市内各地に移動。このうち、松下支部長(70)らは最初に、放射性物質漏れの影響で今春東京から逃れてきた斉藤悠香さん(30)方へ訪問し、現金入り封筒を手渡した。

 母の永井菊子さん(67)、長女(6)、次女(4)とで函館へ来て、10月2日に長男の清人ちゃんを生んだという斉藤さんは「ここでの生活は市民の皆さんの心強い支えのおかげ。大切に使わせて頂きます」と感謝。松下支部長は「被災地へ行って支援したいところだがなかなかそうもいかない。使い道は何でも構わない。早く避難者の暮らし向きが良くなれば」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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