高橋知事が漁業被害の2町視察

update 2011/8/16 11:14


 【八雲】高橋はるみ道知事は15日、東日本大震災で漁業被害に見舞われた、噴火湾沿いの八雲町と長万部町を視察に訪れた。首長や漁業関係者らと今後の課題について会談し、知事は復旧・復興に向けて「さらなる財政措置を検討する」と述べた。

 両町では津波でホタテ養殖施設が流されるなど被害を受けた。道によると、8月11日現在の漁業被害額は八雲が74億1500万円、長万部が10億200万円。震災発生後、知事が両町の視察に訪れたのは初めて。

 このうち八雲では漁港を視察。震災当日の津波の状況などについて説明を受けた後、町役場で川代義夫町長、八雲町漁協の大林弘志組合長、落部漁協の碇貞一組合長らと意見交換。川代町長は、国の特別交付税が東北の被災地に回っている状況を受け「(復興は)道の財源でやることになる。配慮をお願いしたい」と財政支援を求めた。

 これに対し、知事は「要望に対してどこまで応えられるか検討する」とし、「漁協からホタテ養殖を守りたいと話を聞き、心強く思った。主力魚種でもあり、しっかりサポートしたい」と述べた。

 大林組合長は「施設は7割まで復旧しているが、耳釣りの時期がかなり遅れている。3次補正では共同利用施設の取得に向け、道に支援をお願いしたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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