バル仲間の気仙沼・石巻2市を応援 元町で支援イベント

update 2011/4/18 12:29


 東日本大震災の復興支援イベント「バルまち応援会〜気仙沼・石巻のバル仲間に向けて」が17日、函館市元町のカフェ・ペルラを主会場に開かれ、市民ら大勢の来場者でにぎわった。

 東日本大震災の影響で中止とした飲食イベント「第15回函館西部地区バル街」に代わるチャリティーイベントで、同バル街実行委員会(深谷宏治委員長)が、バル街を参考にして同様のイベントを行っている宮城県気仙沼市と石巻市の被災2市を応援しようと企画した。収益金や募金を2市のイベント関係者に寄付する。

 午後2時にスタートしたイベントは、函館西高吹奏楽局がオープニングのステージを飾り、その後も地元で活動するバンドや演奏家が応援ライブを展開。来場者は用意されたワンコイン(500円)ピンチョス(つまみ)や飲み物を味わいながら舞台上の演奏を楽しんだ。

 バル街で恒例となっている生ハムやワインなどの「ふるまいサービス」も行われたほか、被災地の福島県産と地元産の野菜などを販売するマルシェが開かれ、こちらも客足を誘っていた。

 会場以外の周辺の飲食店などが協賛店として特別メニューを用意したり、募金箱を置くなどして協力し、来場者は主会場以外の店への“はしご”も楽しんだ。

 市内見晴町から来場した中川尚子さん(38)は「自分自身も楽しんで復興の後押しにつながればと思い参加しました」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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