朝市 復興へ一丸 えきに市場が営業再開

update 2011/3/20 10:42


 東日本大震災で浸水などの被害にあった函館朝市えきに市場(若松町9)が19日、営業を再開。地震発生から8日目、買い物客の出入りは例年通りとはいかないが、再開にこぎつけた。同市場内の24店舗は、元気に被害を乗り越えようと意気込んでいる。

 朝市周辺の津波による浸水被害は想像以上に大きく、営業再開には時間がかかるだろうと関係者の間でも言われていた。しかし、函館駅二商業協同組合(藤田公人理事長)の組合員が震災2日目から清掃に取り掛かり、市民ボランティアも協力して復興作業にあたった。

 関係者によると、浸水で多くの商品が廃棄処分になってしまったが、難を逃れた商品もあり、また、この数日で道南産の活魚も少しずつ入荷するようになったという。「商品の被害は悔しいが、食を扱うからには安全性を第一に考えて店頭に並べている。安心して購入してもらいたい」と呼びかける。

 藤田理事長は「予想以上に早く再スタートを切れたのは、市役所をはじめ大勢のボランティアのみなさんが協力してくれたから。これからは組合員みんなで感謝の気持ちを持って頑張り、1日でも早い復興に力を注ぐ。そして今度は、被災地に近いさらに困っている方たちに、何か出来ることを考えていきたい」と力強く語った。

 また、同市場のメーンでもある「いかの釣り堀」も準備万端。活イカが入荷次第、いつでも再開可能だ。「朝市を早く復興させ、函館を盛り上げよう」という声が、これからも街に元気を与える。

提供 - 函館新聞社


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